慣らし保育が始まりましたが、想像していたスケジュールとだいぶ違って衝撃を受けました。
大体1週間、長くても10日間くらいでフルで預けるようになる、というのを想像していたんですが、息子の保育園はじっくり約3週間かけるのが基本です。
こんなに長くかけるパターンもあるのか、と誰かの参考になればと思い、息子の慣らし保育について記録します。
もくじ
慣らし保育のスケジュール
1週間〜10日が平均的
慣らし保育の期間や進め方は園によって異なりますし、そもそも設けていない園もあるらしいです。「慣らし保育ってどんな感じなのかな?」と思ってネットで調べたところ、平均的なスケジュールはこんな感じです。
1週目
1日目:1~2時間だけ預ける
2日目:午前中だけ預ける
3日目:午前中だけ預ける
4日目:給食を食べて降園
5日目:給食後、お昼寝までして降園
2週目
1日目:終日預ける
2日目:終日預ける(慣らし保育完了)
こどもの様子によって多少調整するようですが、だいたい1週間~10日くらいかけて実施するところが多いみたいです。
息子の園は約3週間
上述のような日程だとばかり思い込んでいたので、息子の園から慣らし保育のスケジュールを聞いたときは驚きました。なんと3週間ほどかかるのです。
1週目
1〜3日目:1~2時間、親も一緒に園で過ごす
4〜5日目:午前中、親も一緒に園で過ごす
2週目
1〜2日目:午前中、親も一緒に園で過ごす
3〜5日目:午前中だけ預け、親と一緒に給食を食べたてから降園
3週目
1〜2日目:給食を食べて降園
3〜5日目:徐々に時間を延ばしていく(完了)
もちろん、親の仕事が始まる日程に合わせて調整してくれます。私は仕事復帰まで2週間しかなかったので、下記のようなスケジュールになりました。
1週目
1〜4日目:午前中、親も一緒に園で過ごす
5日目:午前中、親も一緒に園で過ごし、親と一緒に給食を食べてから降園
2週目
1日目:午前中だけ預け、親と一緒に給食を食べてから降園
2〜3日目:給食後、お昼寝までして降園
4〜5日目:終日預ける(完了)
じっくり慣らしていく方針は変わりませんね。
保育園で一緒に過ごして分かったこと
何が衝撃って、親も一緒に園で過ごす日が設定されていることでした。正直、「親も一緒に園で過ごすなんて、全然慣らし保育にならないじゃん!」と思いました。
それに、慣らし保育が始まれば、仕事復帰前に少しでも自分の時間が取れる!と思っていたので、かなりガッカリしました。美容院行ったり、仕事用の細々したものを買いに行ったりしたかったんですよね…。だから、担任の保育士さんとの会話はこんな感じになっちゃいました。
親はいつまで一緒なんですか?
アイコンほどには表情に出さなかった(つもり)ですが、もう、付き添いたくないのがありありと分かる感じですよね。我ながら、ひどい母親ですわ。
環境の変化は強烈なストレス
実際に園で一緒に過ごして息子の様子を観察すると、子供にとって環境の変化は強烈なインパクトなんだってことがすごくよく分かりました。
家での息子は、私にべったりという感じではありません。私の姿がなくても一人遊びしてくれるし、実家に一人で半日くらい預けても平気なくらいです。
それが、保育園に行くと私のそばを離れようとしなかったんです。少し離れただけで、「あー!」と言って呼ぶし、私の姿を絶えず目で追っていました。いつものようにずり這いであちこち動き回ったのは、2時間くらいたってからでした。2日目以降は慣れる時間も早くなってきましたが、やっぱり家よりはおとなしいです。なんだか遠慮してるようにも見えます。
親が近くにいてもこんなに様子が違うのだから、いきなり一人で置いていかれたら、ストレスは半端ないだろうな…
家庭とは全然違う食事の雰囲気
初めて給食を食べた日、息子はその雰囲気に圧倒されているようでした。息子の保育園では、0歳児と1歳児が同じ部屋で給食を食べます。1歳児のみんながくると、部屋はとたんに賑やかになります。
保育士さんの人数は限られているので、順番に給食をあげることになります。順番待ちの0歳児の中には、お腹が空いて泣いているコもいます。1歳児は手づかみでパクパク食べているコもいれば、保育士さんの手助けが必要なコもいます。こどもたちの声と、保育士さんたちの「〇〇ちゃん、これ食べてみよっか?」「はい、あーん」という声で、とっても賑やかです。
普段、3人(夫・私・息子)でしか食卓を囲んだことがない息子は、この雰囲気に驚いているみたいでした。いつもは夢中になって食べるのですが、落ち着きなく周囲にキョロキョロと目をやっていました。
寝るのはみんなが遊んでる中で
保育園にはお昼寝の時間がありますが、0歳児の場合はそれだけでは足りません。そのコのペースに合わせて、臨機応変に対応してくれます。
ただし、寝室が用意されているわけではありません(当たり前ですが)。お部屋の隅っこにお布団を敷いて寝ることになります。みんなが遊んでる中で寝るので、家庭のような静かな環境ではありません。
騒がしい中で赤ちゃんがどれくらい深い眠りにつけるのかは分かりませんが、家と比べると睡眠の質は落ちそうな気がします。
実際とは異なる復帰日を園に伝えてもいいと思う(嘘も方便!)
親の時間が許す限りは付き添ってほしいという園の方針は、こどものことを大切に思っているからなんだな、と感じました。その方針に反対はしませんし、実際に園で一緒に過ごしていろいろ見えたこともあったので、よかったと思っています。
でも、親の側にも都合があります。慣らし保育がゆっくりな分、親は仕事復帰に向けた準備ができません。
実際私は、復帰後の生活の予行練習ができませんでした。フルで預けた場合、帰宅後の息子の機嫌はどうか?夕飯まで何分くらい待てそうなのか?などなど、実際にやってみないと分からないことがたくさんあります。シュミレーションだけでは限界があります。できる限り復帰前に洗い出して、タイムスケジュールを修正しておきたかったんですが、慣らし保育がゆっくりすぎてできませんでした…。
こどものことを考えれば、慣らし保育の期間は長ければ長いほどいいのかもしれません。でも、親にだって復帰までの「慣らし」は必要です。私は復帰日を正直に伝えてしまいましたが、1週間前倒して伝えておけばよかったと思いました。そうすれば、1週間はフルで預けた状態で予行練習ができたのに…。
慣らし保育の期間が長めに設定されていて、復帰後のタイムスケジュールに不安がある場合は、実際とは違う復帰日を園に伝えていいと思います。
復帰後に余裕がなくなってストレスがこどもに向かうよりは、全然いいと思います。嘘も方便です!